この記事は子育てエンジニア Advent Calendar 2018の18日目です。
普段は外資系UIコンポーネントベンダーで製品担当という名でマーケティングに従事しています。もともとはエンジニアで会計パッケージの保守やアドオン開発をしていました。
今回は、夫婦・子育てに関して仕事のツールをお互いに持ち寄ったお話をします。
我が家のモンスターどもと日常
我が家は6歳と4歳の男の子がいます。幸いにして両方とも同じ保育園に兄は1歳児、弟は0歳児から通わせていただいており、見知った先生方ばかりです。
僕は前述の通りですが、妻は約4年ほど前からとある大学の助教として勤務しています。一般的*1家庭に比べて少し違う?ところは、父親の方がわりかし勤務時間が決まっており、柔軟性もあり、*2土日も基本お休みです。*3一方、母親は、夜が遅かったり、土日に研究会、コンサートや学会のための海外出張*4が多いため、保育園の準備、送り迎え、平日の寝かしつけや土日のお世話は僕がやっていることが多い傾向にあります。*5
僕自身が子供と家の中で遊ぶ、ということが苦手なため、外に連れていくことが多いのですが、2人のオムツ替え、ミルクやり、1日中外出などは全然苦ではありませんでした。今でも3人でレンタカーで朝から夜まで出かけることも多々あります。モンスターなので、迷子案件も多いわけですが。*6
夫婦関係・子育てがうまくいかないぞ?
下の子を産んでしばらくしてから妻が働き始めると、家の中がどんどん回らなくなってきました。日々の食事や、お世話、家の掃除や、雑務。それだけではなく、彼女が育ってきた経験の反動からか、子供達を自由にさせる*7方針、子供達よりも仕事を優先する(ように見える)態度に随分衝突もしました。正直、子育てに対して、信じられない発言をされたと感じたことも数多くあります。
僕が持っている母親像と彼女がやりたいことが一致しないというのが大きな原因であろうと思います。色々あって、現在は前よりも子供達と時間を取ろうとしてくれているように見えます。
ストレングスファインダーをやってみた
上記のような状況で子育てに対して協力体制が取れていたわけではありませんが、現実は待った無しということで、予防接種やら保育園の行事、賃貸の契約更新、帰省やら、やらなきゃいけないことは多々あります。なんとかせにゃいかんと考えていたところ、今年の秋に勤務先で「ストレングスファインダー」なるものを試す機会がありました。
ストレングスファインダーとは
詳しくはAmazonで!というのも何なので、簡単な解説をば。いわゆる性格診断に近く、質問に答えることで自分が持っている強みとなる資質を導き出すというものです。この質問に答えるためには本を購入し、コードを取得する必要がありますが、2,000円くらいなので得られる情報の対価としては高すぎるということはないのではないでしょうか。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
- 作者: トム・ラス,古屋博子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: 単行本
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この本の良いところは、自分の資質についての解説があるだけでなく、他の人が持っているであろう資質についての解説と、その資質を持つ人とうまく働くにはというアドバイスがあることです。得意としていること、好きだと思うことを理解することで、人間関係が円滑になるのではないか?という期待が持てますね!
夫の資質と次のアクション
早速やってみると僕の資質はこんな感じだそうです。
- 分析思考
- 学習欲
- 内省
- 目標志向
- 慎重さ
最後の慎重さについて、「人生は地雷原」という説明があり、大いにウケました。そのほかの詳しい解説は本の中にありますのでぜひ買いましょうw
自分でも納得している結果でしたが、ふと、この結果を妻に共有しようと思いました。なかなかうまくいかないことについて打開したかったのかもしれません。また、こういうの好きそうだなということは知っていたので多分やるんじゃないかなという淡い期待もこめてw
妻の資質とその考察
目論見通り食いつき、実施と共有もしてくれました。本人の許可をとって掲載します。
- 達成欲
- 自我
- 活発性
- 目標志向
- 収集心
まー、そうだよねという資質が多かったのですが、共通する項目として目標志向がありました。これは何らかの目標を設定し、それに向かっていくことを得意としている資質です。裏を返すと、目標が設定されないと迷走が始まるということでもあります。*8
Trelloの導入
資質に共通項があるとわかり、彼女はお互いの目標を設定することで関係を打開したかった・・・のかは知りませんが、彼女が大学の研究補助者と仕事で利用しているTrelloを紹介してくれました。
そして、家の諸々のタスクもこれでやってみたいと言い出しました。僕にとっては、普段から仕事のタスクまみれなので、よっしゃこい*9で、早速使って見ることにしました。
Trelloとは?
よくあるカード形式でタスクを記入し、担当者やチェックリスト、チャットが用意されている有名なタスク管理ソフトです。僕自身、かなーり前に登録はしてたみたいです。
運用方法
カードには子供達に関連するもの、家一般のもの、夫婦それぞれのカテゴリーを作り、まさに家のタスク一覧と期限、担当者設定をしてそれぞれ回しています。
とあるタスクの中身はこんな感じです。コメントで突っ込んでるのは、粗大ゴミリストに僕を間違えていれてたからです。悪意はないと信じたいが...w
仕事っぽい?そうかもしれんw
導入してまだ1月経っていませんが、うまく回っているようです。長期運用してみてですが、導入前よりタスクのモレがなくなったこと、今、家族の懸案は何か?ということについて共通認識と問題解決に当たれているような気がします。*10
課題(という名の愚痴)
僕にとって、カード(タスク)は物事 ≠「やること」なため、「大掃除」や、「受け取り」と考える。妻は「やること」と表記したいのかな?と
例:「12/23 子供たちをコンサートに連れていく。」
- 僕的には「12/23 コンサート」としたい
ここらへんは、個人の好みなのでなんともですが、最初に運用方法を話し合えるといいのかも。なぜ、こんな違いがでるかは以前に話し合ったことがあるのでまた別の機会にでも。
まとめと注意点
資質の理解とタスク化を行うことでこれまでよりもスムーズに協力体制を築けている気がします。
ただし、万人受けはしないとも思います。一方が「仕事みたいでヤダ」というとこういったタスク化は難しいのではないでしょうか。その点はラッキーだったかも。